覗いてごらん アラサー サブカル通信

ちょっとマニアックな映画や音楽などについてアラサー女の目線で自由に書いていきます。

映画〜アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(吹替版)を観た。

 

ブコメディであります

 

『アイ・フィール・プリティ!』という映画ですがご存知でしょうか。2018年末に一般公開されました。

 

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仕事もプライベートもどうもパッとしないし、自分の見た目にも自信を持てないレネー。ある日、ジムでエアロバイクでのトレーニング中に落下し頭を打って気絶してしまう。目が覚めて鏡を見てビックリ!なんとレネーはスレンダーな美女になっているではありませんか!但し、そう見えているのはレネーだけ。しかしそれからレネーは自信に満ち溢れ、冴えなかった日々がどんどん輝き出す...

 

という話です。

 

要は自分の気持ち次第!と。

 

気持ちがネガティブだと負のループから抜け出せないというのはよくわかります。

 

わたし自身、口や根性が悪いのも相まって(!)、決してポジティブ人間でないことは自分でもよくわかっています。だから、こう言った作品を観ることで少しだけでも軌道修正しないと大変な方向へ向かいそうですからね。

 

ポジティブすぎる人はあんまり好きではないかもしれません。

 

正直、予告を見ただけで何を言わんとしているのかメッセージが明確すぎるぐらい明確だと思ったのですが、こういう分かりやすい話は好きです。

 

観た後にとても勇気と元気をもらえる作品で、普通一般のありふれた女性として、とても共感出来ます。

特にクライマックスあたりのレネーのセリフにはコメディの域を超えて涙すら出てきちゃいますよ。

 

まさかの吹替版!

 

公開前から楽しみだったんですが、年末ということでワタワタして観に行けるか微妙だと懸念していました。

 

案の定、年末年始が終わって世の中が平常に戻ってから、わたしも時間ができたんですが上映時間が微妙。

 

しかもですね、さらに吹替版という難癖が付いていたんですね。

字幕版は日にたった1回の上映でちょっと流石に観に行けない時間になっていて泣く泣く吹替で観ることにしたんです。

 

吹替の方が好きな方がいたら申し訳ないのですが、正直超話題でも超大作でもないこの映画に何故、吹替版が必要なのかほとほと疑問でした。

 

でも誰がレネーの吹替をしたか聞いたら何となく映画会社などの思惑が見えてきました。

 

渡辺直美です。

 

ああ、直美にやらせておけば普段は観に来ない若い女の子たちなんかに話題になってウケるんじゃないかということかと。

 

正直、やめてくれよ。と思いました。

 

声は渡辺直美そのものですから、頭に彼女の顔がチラついちゃって集中できませんでした。

 

キャラはまぁまぁ似ているのかもしれませんが、声は別にしっくりこなかったです。

 

渡辺直美のこと別に嫌いなわけじゃないです。でもやはり映画はその役者のその声で演じているのを観たいです。微妙なニュアンスとか、たとえ日本語じゃなくても色々直接感じられます。

 

 

でも、なんと最近は若者の字幕離れが進んでいるとか。

 

これからも字幕上映が優勢ならなんでもいいんですが、今回の吹替優勢には困りました。どちらも平等にコンスタントな時間割で上映してくれるならいいのですが。。

上映館は一つだし選択肢がないってのは地方都市の弱みです。

ただでさえ札幌は映画館の数が激少ないのですから。

 

 

エイミー・シューマーというコメディエンヌ

 

さて。 

たとえ吹替でも、そうまでしてこの作品を観たいと思ったのには、この手の話が好きだからというだけではなくて、レネーを演じた主演のエイミー・シューマーが好きだからっていうのがあります。

 

日本ではまだあんまり知名度は低いかもしれませんが “全米No.1コメディエンヌ” という形容詞が付くほどですし、その呼び名に恥じない面白さは確かなものです。

 

とは言っても、今作も含め2作品しか彼女の映画は見たことはありません。

 

初めてのエイミー・シューマー作品は、その名も『エイミー・エイミー・エイミー!』です。このサブタイトルは微妙だと思いますけどね ↓↓↓ 。

 

映画館で笑っちゃうやつです。

 

それに、どっちの作品もそうなんですが、脇役が豪華なんですよ!『エイミー〜』の方はティルダ・スウィントンブリー・ラーソンアカデミー賞受賞歴のある主役級の2人です。

 

『アイフィール〜』は、こちらも受賞はしていなくともアカデミーのノミネート歴のあるミシェル・ウィリアムズに、モデルのナオミ・キャンベルです。

 

そんな女優たちを差し置いて主役を張れるエイミー・シューマー。アメリカで評価の高さを表しているようなものです。

 

確かに顔は美人とは言えませんし体も他の女優のように細いわけではありません。彼女自身が、そんな自分が大好きで誇りを持っているところに一般ピーポーの女たちは親近感と勇気と元気をもらえるんだと思います。

 

実際、画面の中の動く彼女を見ていると何か可愛いし絶対面白いし、女にモテる女って感じでこんな人が近くにいたらわたしも友達になりたいタイプです!

 

だから、元気な時もそうじゃない時も彼女の映画を観ると、よしまた頑張ろう!って思えるんです。オススメです。

 

ブコメなので恋愛面も楽しめるポイントの一つです。どちらの作品も相手の男性がイケメン(すぎ)ではないというのも現実味があってより身近に感じられてイイですね!イケメン俳優が相手だら、観た後の「っどーせ映画だもんなッ!」という心の中の捨て台詞が悲しいですからね。

 

『アイ・フィール・プリティ!』につきまして、わたしとしては、しつこいようですが字幕版も観てみないことには何とも言えないですね。面白いは面白かったですが、声の違和感などにより集中力が削がれない状態でもう一度 (願わくば劇場で、ダメならWOWOWとかで) 鑑賞したいと思います。

 

 

ではでは、また素敵な作品に出会ったら紹介したいと思いますよっ!