映画 〜2019下半期勝手に評価 ②
あけましておめでとうございました。
2019年が終わり2020年が幕開けし、早11日............
早いです。
そりゃ年始の挨拶も過去形にもしたくなります。
2020年でも2019年を振り返ります。決して後ろ向きなわけではありません。
はいはい、
わたしが7〜12月までに劇場で観た映画をサラッとわたしの独断と偏見で★の数にて評価したいと思います。★5個が最高点(0.1単位)です。
今年下半期に見た本数はたったの15本!なんとまぁ!
(下半期①はこちら/上半期はこちら☞上半期1、上半期2、上半期3)
10月
(36) ドッグマン ★★★☆☆ (3.0)
イタリア映画。
イタリアの海辺の町で『ドッグマン』というトリマーの店を経営しているマルチェロ。離婚していたが、一人娘がいるので定期的に会うのが楽しみだった。また、近隣店舗の仲間ともランチを一緒にしたりサッカーをするなど仲良くやっていた。しかしマルチェロは町で一番の厄介者のシモーネとも付き合っており、彼のいいなり状態であった。そんな中、シモーネからある儲け話を持ちかけられ断れずに実行したことから、マルチェロの生活は穏やかではなくなっていく。
今知ったけど1980年代に実際にあった事件を基にした物語だそう。
しかしまぁ!どうしようもない!この手の主人公はいい人が故の負のスパイラルへの陥落ってのが定説な気がするんですが、今作の主人公はアホすぎて救いようがない!観てて腹たったわ!そら、悪いものを自分で招いてるもの。そうなりますよ!ってある種、捻りというものを排除した誰でも予測できるストレートさが逆に新鮮(←嫌味です)!な作品でした。
(37) JOKER ★★★★☆ (4.3)
出演 : ホアキン・フェニックス/ロバート・デ・ニーロ
バッドマンを観ていないので、これも全然ストーリーとか知らないで行ったやつです。でも予告観た時点で絶対観なくては!って思わせられる気迫溢れるホアキン・フェニックス。
観て、ジョーカーってこういう意味か!ってやっとわかった。
なんだか切なかったですよ。不遇の環境。些細なことすら恵まれなかった主人公・アーサーに肩入れしないではいられませんでした。
細い身をスーツに包み、髪を緑に染めて階段でダンスするところは色気あって、初めてホアキン・フェニックスをカッコイイと思った!
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(38) 時計じかけのオレンジ ★★★★☆ (3.6)
出演 : マルコム・マクダウェル
午前10時の映画祭で上映されてたので、初めてスクリーンで鑑賞できました。これは高校時代、好きだった人が教えてくれた映画で (笑) 、当時さっそくレンタルして観たけど、漠然とカッコイイなとは思ったものの、まだまだ子供のわたしには理解しきれない内容だった気がします。
そして大人になった今、見直すと、あの頃観た時よりもっとカッコよく内容も理解でき、更には教えてくれた彼がアレックスに重なって思い出され悶絶の映画体験となりました笑。well,well,wellとかロシア語とか言い回しがサイコーにイカしてるのと、片方だけのつけまつげ、ミルクバー、キューブリック独特のレトロフューチャー感など全てが完璧。アレックスの美少年ぷりは目が釘付けよ。
undercoverのこないだのコレクションで時計じかけのオレンジをフィーチャーしたのがあってTシャツが欲しいと思いました笑。
(39) 楽園 ★★☆☆☆ (2.6)
出演 : 綾野 剛/杉咲 花/佐藤浩市
田んぼが広がるある田舎町のとあるY字路で小学1年生の女児が失踪した。手がかりがないまま12年が過ぎたが、そこでまた同じような事件が発生し住民によってある青年が容疑者として扱われるようになる。
吉田修一の原作の短編『犯罪小説集』の中の『青田Y字路』と『万屋善次郎』の2話を合わせた形で映画化されたワケですが、あまりよくなかった。『悪人』や『怒り』は素晴らしかったのですが、やはり監督が違うからでしょうか。え、そこのセリフからこのタイトル⁉︎って言うぐらいタイトルに意味を見出せないです。原作を読んでないからそのセリフがどれだけ物語に重要かわからんけど。あと話を混ぜてるからか散漫な感じが否めませんでした。わざわざドッキングさせるほどの巧妙さは見当たらず。
11月
(40) ひとよ ★★★☆☆ (3.0)
白石和彌監督なので期待値高めで鑑賞。正直コレは然程胸に響くものはなかったかな。。
ある雨の夜、タクシー会社を営む稲村こはるが夫を殺害した。その足でこはるはすぐに警察へ出向き自首した。家族に暴力を振るってきた夫から3人の子供達を守るための犯行だったが、その事件によって子供たちはまた違う苦しみを味わうこととなる。15年の時を経て出所したこはるが突然姿を現し、家族はまた一緒になったが...
世間一般の評価はもっと割と高いと思われます。わたしが昔から佐藤健が苦手だってのも大いに関係してるのかもしれませんが。あとこれを観た日が、プライベートで若干打ちひしがれる事態にあって(笑)、その精神状態も余計に影響したのかも笑。
何かよくわかんないけど、自分に重なる要素が少なかったんですかね。
機会があればもう一度見直してみたいと思います。
(41) フォードvsフェラーリ ★★★☆☆ (3.4)
出演 : マット・デイモン/クリスチャン・ベイル
丁度昨日 (1/10) から公開でした。というわけでこれも試写会での鑑賞です。
1966年のル・マン24時間耐久レースで絶対王者フェラーリに挑んだフォードの男たちを描いたドラマ。ル・マンでの勝利を目指すフォード・モーター社から依頼を受けた、元レーサーのカーデザイナー、キャロル・シェルビーは、常勝チームのフェラーリ社に勝つため、フェラーリを超える新しい車の開発と優秀なドライバーの獲得を必要としていた。シェルビーは、破天荒なイギリス人レーサーのケン・マイルズに目をつけ、一部上層部からの反発を受けながらもマイルズをチームに引き入れる。
レーシングカーとか、わたしはまっったく興味がないからどうかな?と思いつつ観てみました。これも長〜いって言う印象が強かったことは隠さないとして、でも結構面白かったです。24時間耐久レースとか存在すら知らなかったけど、そのシーンに入ると眠気もやっと飛んだ笑!男の人の仕事に対する執着心みたいなのをわたしは持てないので(笑)、羨ましいなと思ったり。
12月
(42) テッド・バンディ ★★★★☆ (3.5)
出演 : ザック・エフロン/リリー・コリンズ/ハーレイ・ジョエル・オスメント/ジョン・マルコヴィッチ
今年の最後の作品はこれでした。なんと12月はこの作品1本しか観れなかった。。
1970年代から、わかっているだけで30人以上の女性を殺害したアメリカのシリアルキラーのテッド・バンディの話。
意外とどんな風に殺害したか、などと言うものはほぼ語らず、彼自身がどんな魅力を持ってたか、に焦点を当てたストーリーな気がしました。マスコミに殺人鬼(容疑)と報道されても、女性ファンすら現れる事態。見て呉れで人格すら良い悪いを判断するなんて人間の勘など当てにならないのが現実なんですね。かく言うわたしも魅了されない自信はない。
BEST MOVIES IN 2019
さて、これで2019年下半期に鑑賞した映画は全てです。
最後に2019年のBEST5ぐらいを勝手に決めます。
んんん〜〜〜〜、そうだなぁ、んんん〜〜〜〜。
1:グリーンブック
2:バニシング〜消失〜
3:JOKER
4:ジュリアン
5:凪待ち
なんやかや言ってここ最近アカデミー賞の作品賞は裏切らないです!
今年も来月末が楽しみですわな。
そして2位以下が軒並み不穏な空気を孕んだ作品群ですね笑!
サスペンスはドキドキとかするから印象に残りやすいってのもあるのかもしれません。
恋と一緒ですね!笑。
冗談はさておいてもこれらの作品のドキドキ感は安っぽいものではないと言えます!
主観ですが!
今年2020年は、2019年よりもっとたくさんの映画に出会いたいです。
幸い、閉館していたスガイも、場所を変えて6月あたりから再開するとローカルニュースで見ました!しかも場所はわたしがよく試写で行く『プラザ2・5』をそのまま使用するようです。もうなんでもいいから素敵な作品上映してくれ!もうシネコンの青春恋愛映画やアニメばっかりの作品チョイスにはうんざりです(それら好きな人、ごめんなさい)。
と、いうわけで、今年もよろしくお願いいたします!