海外の話⑧ バスに乗ってお家へ帰ろう
帰宅
さあさ、行きが思ったよりもスムーズだったからと言って、帰りも余裕かというと、実はそうでもないのでした。
乗り換えの場所や学校近くのバス停は、言わば中心地とも言える場所で人が大勢乗り降りします。
なので、超大袈裟に言うと波に流されているだけで、もしかしたら、目的地に到着することは可能かもしれません。
だけど、帰りは"ここで降りる!"という自分の意志がとても重要なわけですよ。
乗り換え地点まではいいとして、住宅街に入ると同じバス停で下車する人が自分以外にいるとは限らないのですから...。
あまりそんなことに、気付いていなかったのですが、やはりバスに乗るとそういった心配が押し寄せてくるんです。
しかも、(big blue busしか知らないけど)バス内では、日本のバスのように、次のバス停のアナウンスってのがなかったんですよ!
どうやって、どうやって、どうやってわたしの降りるバス停を知ることができんの!?ってプチパニック♡
まぁ、ひとまず、乗り換えのウィルシャーブルヴァードまで来ました。
少しの間、降りたバス停で乗り換えの7番のバスを待ってたのですが、
「おっと、ここで待ってちゃダメなんじゃ!?」
と、危ないところで気付いて反対側のバス停に渡りました。
行きとは逆の方のバス停に停まるバスに乗らなきゃならないことに気付いたのです。当たり前なことかもしれませんが、異国の地で一人きりで判断できたことに「ナイス自分!」と褒めてあげました。
危機一髪 ( ? )、無事に正しいバスに乗り込むことができました。
さて乗ったはいいが、どうやって、家の近くのバス停を突き止めることができよう...。
日本と異なることといえば他に"降ります"のサインである押しボタンも日本のような形では存在しません。代わりにバス全体に窓などに沿って張り巡らされたヒモ?ワイヤー?みたいなやつを引っ張ります。そうすると、バスの前方上に設置された電光板みたいなやつが光って"スタップリクエスティド(STOP REQUESTED)"と女性の声が流れます(バスによっては光るだけのものも)。そのヒモを引っ張るタイミングも不明です。
さて、こういう時は人に聞くに限るよね...
つづく。