覗いてごらん アラサー サブカル通信

ちょっとマニアックな映画や音楽などについてアラサー女の目線で自由に書いていきます。

海外の話(15) 銃社会

ピストル

初めて、ホームステイするお家に着いた日まで一度遡ります。

 

話の時系列がバラバラなのはご勘弁を。。

 

わたしが使う部屋に案内され、その日からわたしのプライベート空間となるわけです。

 

恐らく初日にわたしは"それ"を見つけました。

 

テレビとテレビ台が部屋の角にあって、そのテレビの後ろに無造作だけど、隠れるように置いてあるものが。。。

 

ピルトルじゃんよーー!

 

ワァワァ、マジで銃社会アメリカだけどよ、マジっすかマジっすか、と変なテンションになりました。

 

正直怖すぎて少し近くでは見てみたものの、触ろうなんて思いもせずにずっと何日もその部屋で過ごしていました。

 

まぁ、確かに、夜ともなれば、家の外では毎日なんかのサイレンが鳴っとりますし、安全とは言えないわなぁ、なんて考えたりもしましたよ。

 

こういうものがやっぱりどうしても必要なんだろうか...などと割と真面目に、日本との違いなんかを考えながらベッドに入っていました。

 

でも、ある日、意を決して無造作に置かれているソレを触ってみようではないか!と危ない好奇心で満たされたわたしが現れました。

 

 

恐る恐る近寄って、ヒョイっと持ち上げた瞬間...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ、軽ッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

...ハァ〜、これおもちゃだ、おもちゃ。

 

なぁんだよ、なんだつまんないわーとアホなことを思う若かりし頃のわたしでした。

 

マジでバカ。

 

というか、そんなものをわざわざ生身の姿で、異国の学生の泊まる部屋に置くわけがない。

 

 

ということに持ってみるまで気付けない己を完全なるアホウであると身をもって感じたのでした。

 

それでも、"アメリカにいる"というだけで、これは絶対にホンモノだ!と決めつけた判断の鈍りは怖いもんだ。

 

まぁ、逆よりはいいのかな。

 

しかしどっちにしろあんな風に意味あり気にテレビの裏にホンモノに見紛うおもちゃを置くなんて、なかなかのユーモアのセンスだわな。

 

でもきっと、他のホームステイした若者はみんなホンモノだなんて思わなかっただろうな。

 

海外に行くとちょっと心も浮き足立っちゃうから気をつけないといけませんね!

 

という話。

 

つづく。