覗いてごらん アラサー サブカル通信

ちょっとマニアックな映画や音楽などについてアラサー女の目線で自由に書いていきます。

映画 〜 ノクターナル・アニマルズ を観た

ファッションデザイナー、トム・フォード監督

ファッションを題材にした映画は数多あります。しかしファッションデザイナーが映画監督を務める例はあまりないと言えましょうか。今作の監督であるトム・フォードがソレです。彼のほかにわたしが思いつくのはアニエス・トゥルブレ監督ぐらいですかね。作品は『わたしの名前は…』(2013)。agnès bのデザイナーが本名で製作したものです。わたしが観たのは確か2015年の年末だったと思います。

トム・フォードはグッチやイヴ・サンローランのクリエイティブ・ディレクターを経て、自身の名前を冠したブランドのローンチにいたります。

2009年に『シングルマン』で監督デビューを果たした彼が7年ぶりに手掛けた作品が『ノクターナル・アニマルズ』です。

キャストは、エイミー・アダムスジェイク・ギレンホールアーロン・テイラー=ジョンソンマイケル・シャノン

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■フライヤー

 

 ストーリー

ギャラリーのオーナーを務めるスーザンが、ある日、元夫であるエドワードから小包を受け取る。中には彼が書き上げた小説の「ノクターナル・アニマルズ(真夜中の獣たち)」が入っていた。かつては彼に文才などないと思っていたスーザンだったが、ひとたび読み始めると、そのサスペンスフルで衝撃的な内容にページをめくる手が止められず、さらにはエドワードと再会を望むように。。。エドワードの目的とは?

 

と言ったような内容になっております。

 

映画の中で、エドワードの小説も、もう一つの映画のような感じで見せられるのですが、その内容は本当に怖くて、実際に起こりえそうなサスペンスでした。最近、日本でも問題になった“煽り運転”みたいなものから始まるんですけど、車の扉を開けたが最後、妻と娘とともに事件へと巻き込まれるトニーという男の話です。

 

ファッションの要素も

決して解りやすい終わり方ではないものの、とても引き込まれる内容だったと思います。“ファッションデザイナーが作った映画”という説明は、もはや不要なのではないでしょうか。とはいえ、やはり、おしゃれ感にも期待が高まるのが本音です。ファッション誌などでもこぞって紹介したがるのは、そりゃわかります。スーザンの暮らし全体がスタイリッシュで、幸福感がなく無機質さがスーザンそのもののようでとてもクールでした。

またエンドロールでは錚々たる協力ブランドの数々が名を連ねていました。覚えきれなかったけれど、BALMAINやmiu miu、celine、moschinoからAlexis Bittarまで、もっともっとたくさんのブランドの名前が流れていきました。が、今作で自身のブランドの洋服は一切使用していないようです。

洒落感や芸術性とストーリー性を伴うの映画というのは、かなり稀だと思いますが、これはなかなか良かった。

 

今作も★×3.5といったところであります!

 

おしゃれな映画のお供に今回はこんなの飲んでみました↓↓↓

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GODIVAのショコリキサーです。こんなのが映画館で買えるようになったんですね。

¥600なり。贅沢だわ。

 

ではでは良い週末を!