海外の話(21) 日本は島国
ホストファミリーとの会話
3人での夕食の思い出は数えるほどで、2度くらいだったのかも。
珍しくジュリーがご飯を作ってくれた時のこと。
でっかいエビの、なんだったんだろう、ガーリックシュリンプ的な味だったのかな。
美味しかったです。
できれば毎日手料理食べたかったです笑。
食事を始める前に、ナイフとフォークが用意されていた。
わたしは特になんとも思っていなかったが、ベンが箸を使ったほうが食べやすいんじゃないかと提案してくれた気がします。
日本人はナイフとフォークの食事には不慣れだと気を使ってくれたのかも。
そうしたら、ジュリーがガーッとベンに対して何か言いだしました。
全然聞き取れなかったが、ナイフとフォークを使うべきだとかそういうことだったのかも。
わたし自身、特に心配には及びませんで〜、と思っていたので、そのまま箸を使わずに食べました。
それはそれで終了したが、何かとジュリーとベンは口で応戦しあっていました。
仲が悪いとかでは決してないと思います。
多分日本の親子でもよくあることだけど、他人の前でも御構い無しなのは彼らがアメリカ人だからなのか、それとも留学生を家族の一員とみなしているかはわかりませんが、包み隠さずそういった場面を見せてくれました。
その夕食で、会話しているうちに、日本の話になった。
そこで、日本が島国かそうでないかという議論に発展してしまった。
ジュリーが確か島国だと言い、ベンは違うと言いました。
わたしは思いもよらぬことで、答えあぐねいていました。
実際はバリバリの島国であるとわかっていたが、ベンの言わんとしていることがそういうこととは違う気がしまして。
結局、何故か自信なさげに島国だと思うと言った気がします。
当時は若くて、発言するのもなんか勇気が要って、日本人特有の内気っぷりが前面に出ていたと思います。今ならもっと色々話せる気がするのに。
なんだかんだ、わたしは若さゆえの自信のなさなのか、が災いして、十分に彼らとコミュニケーションを取れていたかと聞かれると100%、ハイとは言えない気がしました。
間違った英語でもいいからもっとたくさん会話すべきだったと思います。
なんせ語学留学なんですからね。
毎夜、ヤバいスッピン晒してベンにおやすみを言いに行くぐらいの勇気があるなら日常会話するぐらい容易いことと今なら感じますがね。笑。
とりあえずまぁ、ある日の思い出でした。
ではまた。