覗いてごらん アラサー サブカル通信

ちょっとマニアックな映画や音楽などについてアラサー女の目線で自由に書いていきます。

海外の話③ ホストファミリー

ホストファミリー

会うまで勝手に学生とかわたしより年下、何なら小学生かと思っていたその兄ちゃんはBen(ベン/仮名)で、年齢はその当時で27歳。

 

アメリカ人には珍しく実年齢より、ずいぶん若く見えて20代前半かと思いました。

一緒の車に乗ってきた友達もベンの姿を車中から少し見ていたようで、優しそうでイケメンと言っておりました。

 

家の中にはベンしかおらず、ホストマザーともまた初対面を果たさないといけないのかと、一遍にナイストゥミーチューを終えられないことに、少し億劫な気持ちでした。

 

家の中にはネコちゃん(ティガー)と大きい犬のパイロットもいました。わたしもその頃犬を飼ってたし、動物たちがいてくれるのはとても嬉しいし癒される気分でした。

 

まず教えてもらったのが、家のセキュリティ解除の方法。

この辺の家には大体付いているようで、日本で言うところのセコムみたいな感じでしょうか。4桁の数字からなる暗証番号を家に帰ってきたら入力し、セキュリティ解除しなくてはならないのです。えー、ちょっとめんどくさいね。

 解除しないとアラームが鳴るよってベンが言いました。

 

次に、わたしが使わせてもらう部屋に案内されました。

トイレや洗面所が付いていて、素敵〜!気兼ねなくトイレ行けるんだ!と感動。そして、テレビ、ベッド、棚。みたいな適度に広い部屋でした。

 

マザーが帰ってくるまでに、百均で買った歌舞伎カレンダー(笑)と箸と缶に入った白い恋人などの日本土産をベンに渡したりして時を過ごしました。

 

そうこうしていると、ホストマザーが帰ってきました!

 

Julie(ジュリー/仮名)という女性で、大変失礼な話ですけど思ったよりもおばあちゃんって感じでした。でも現役の小学校の先生でバリバリやってるらしく、割とサバサバハッキリした性格のようでした。

さて、ジュリーが帰宅したのも7時とか8時ぐらいでしょうか。ご飯はなんだろうと思っていたのですが、少々強い口調で逆に聞かれました。

「何が食べたいの?」

そう聞かれても、何があるのかわからんし、そもそも、あまちゃんのわたしはホームステイ初日には歓迎会のようなものが催されるとすら思っていました。だけど、特にこれから盛大に用意できるような時間もないですし。そんなことを考えていたらジュリーは聞いてきました。

「カレーとか、魚なのかシリアルなのか、アナタなにが食べたいの?」

えーーー。夜遅くに帰ってきたお母さんに初対面のわたしが今から何か作れって言えないだろう?だろう?アメリカ人ならこれが食べたいとか言ってわがまま言っても図々しく思われないのだろうか?てかアメリカのカレーってどうやって作るの?ん、ん、晩ご飯にシリアル???えー。一見小さなカルチャーショックは大いにわたしを悩ませました。

 

そこでわたしが選択したのは… 

 

続く。